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中長期ビジョン

中長期ビジョン

Advance2030

10年先の未来を見据え、
「日本のグローバル化」「地方創生」に向けて
強い財務基盤を維持しながら、
安定的な成長を目指す中長期ビジョン
「Advance2027」を2016年に策定しました。
そして、コロナ禍を経た2023年、
新たに新中長期ビジョン「Advance2030」を策定し、
より一層社会のニーズに先だった
価値創造を目指してまいります。

1.経営理念・基本方針

 森トラストグループは、創業以来、3つのステージを展開してまいりました。創業期にあたる「第1ステージ」、資産ポートフォリオの選択と集中による財務基盤の強化を図った「第2ステージ」、不動産・ホテル&リゾート・投資の3事業を発展させた「第3ステージ」を経て、現在に至ります。「信頼性」「継続性」「他益性」「社会性」のある事業を手掛けるという経営理念の下、「成長性」「収益性」「安定性」のバランスを意識した経営を行い、着実な成長を実現してまいりました。
 2016年6⽉、新社長就任に伴って、新たに森トラストグループの「第4ステージ」が始動しました。
 「第4ステージ」では、創業者である森泰吉郎から現会長である森章へと受け継がれてきた、「創意工夫と試行錯誤による生産性の向上」、「高度な知識と合理的計算を結集した総合力」、「冷静な判断力、行動力と心意気」といった、創業家精神を継承するとともに、以下の3つの視点で、変化する社会ニーズに応え、新たな都市の価値を創造することで、社会から信頼される企業として、社会貢献を果たしていきたいと考えています。

3つの視点

Out of the box

既存の枠組みにとらわれることなく、時代に即応した柔軟な発想で事業を進めます。

Innovation

これまでディベロッパーとして踏み入れていない事業領域においても、独自の観点で技術や制度をつなぎ合わせ、新たなビジネスモデルの構築を目指します。

Globalism

10年以上先の東京、そして日本の未来を見据え、グローバルな視点で都市づくりに貢献します。

2.アクションプラン

(1)不動産事業

<基本理念>

「選択と集中」 競争力の高いエリアへの集中的な投資
「最適複合」 土地の特性を最大化する機能を最適な形で複合
「国際都市機能の強化」 日本の国際競争力強化に資する都市づくりへ貢献

<計画>

東京ワールドゲート⾚坂

(2024年第1期竣工、2025年第2期竣工予定)

東京ワールドゲート⾚坂
品川・三田エリアに保有するビル3棟の一体再開発計画
品川・三田エリアに保有するビル3棟の一体再開発計画

(2)ホテル&リゾート事業

<基本理念>

「ジャパンブランドの発信」 豊富な観光資源を活用し、日本の魅力を世界に発信
「グローバルスタンダード」 国内に国際基準のサービスや世界のライフスタイルを提供
「イノベーション」 日本の文化と国際基準のサービスの融合により、新たな価値を創出
「観光先進国へ」 事業を通じて、日本の観光先進国たる地位の確立に寄与

<計画>

東京EDITION銀座

(2023年開業)

東京EDITION銀座
ホテルインディゴ長崎グラバーストリート

(2024年開業予定)

ホテルインディゴ長崎グラバーストリート

(3)投資事業

<基本理念>

広く社会に価値をもたらす事業全般について、多様な投資手法を用いて、「安定性」「持続性」「成長性」に重点を置いた投資を行うことで、時代に即応して 最適な事業・資産ポートフォリオを構築します。

<計画>

  • スタートアップやベンチャーキャピタルへ出資するイノベーション投資
  • 海外不動産・事業への投資
  • インフラ事業への参画
遊休地を活用したメガソーラー事業の展開・出資
遊休地を活用したメガソーラー事業の展開・出資
海外不動産の取得(601 Massachusetts Avenue)
海外不動産の取得(601 Massachusetts Avenue)

3.数値目標

(金額の単位は億円、表記は億円未満切り捨て)

年度 2016年度実績
(Advance2027初年度)
2023年度見込み 2030年度目標
(Advance2030)
売上高 1,402 2,720 3,300
賃貸関係事業 627 900 1,000
ホテル関係事業 298 600 1,000
不動産販売事業 364 1,020 1,000
その他の事業 112 200 300
営業利益 303 550 700