働く場がブランド発信拠点に
オフィスの新しい役割
株式会社アスプルンド様
オフィス部 営業 池田知広(写真左上)
コントラクト・建築部 企画設計チーム 鈴木裕亮(写真右上)
管理部人事・総務チーム リーダー 鈴木貴美(写真右下)
DX推進チーム PR担当 中村千春(写真左下)
「来客を呼びづらい」「商談しにくい」――そんな悩みを抱えていた株式会社アスプルンド様(東京都品川区)。2025年の大崎MTビルへの移転を機に、オフィスを“営業ツール”として活用できる空間へと変革させました。オフィスエントランスにショールーム機能を持たせることで、顧客との接点を強化し、社員の働きやすさも向上。この記事では、オフィス移転によって得られた効果やオフィスのこだわりについて、オフィスを活用する営業担当者やオフィスの設計担当者など、実際に新オフィスで働く4名のお話を紹介します。
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PROFILE プロフィール
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株式会社アスプルンド
URL https://www.asplund.co.jp/ 設立 1991年11月 所在地 東京都品川区北品川5-9-11 大崎MTビル 人数 124名 面積 約204坪 事業内容 什器・家具の輸入・販売、建築施設設計施工・コンサルタント、直営店・飲食店の運営
無機質なオフィスを商談可能なショールームへ
――かつてのオフィスは来客を迎えるには心許ないオフィス。
池田知広氏(以下、池田氏):アスプルンドは家具の販売会社ということで、オフィスに行けば何か実物を見られるのではないかと思われるお客様もたくさんいらっしゃいます。ところがかつてのオフィスには自社製品の設置がなく、いわゆる無機質なオフィス空間だったので、わざわざお呼び立てするのも忍びなく、こちらから先方に出向いてばかりいる状況でした。
鈴木貴美氏(以下、鈴木(貴)氏):加えて、会議室にはパーテーションが立っているだけで、きちんとした間仕切りがありませんでした。そのため、音漏れが気になり、込み入った話をしづらいことが課題となっていました。
鈴木裕亮氏(以下、鈴木(裕)氏):壁を天井まで立てると消防法の観点などから移設しなければならない設備も増えて費用がかさむため、これまで対応できずにいました。
――新オフィスのテーマは、ショールーム機能を持たせたオフィス。
鈴木(貴)氏:アスプルンドは1991年、家具や雑貨などインテリア製品の輸入卸として設立され、2026年で35年目を迎えます。港区の三田43MTビルの営業終了に伴い移転を検討し、複数物件の比較検討を踏まえて、森トラストさんへもご相談し、大崎MTビルへの移転を決定しました
当社は15年ほど前からオフィス家具事業を展開し、近年ではオリジナルオフィスファニチャーブランドの「Work Plus by ASPLUND」を立ち上げました。移転に際しては本社オフィスのエントランスにショールームのような役割を持たせ、事業を後押しすることにもこだわりました。
鈴木(裕)氏:アイテムそのものを見せるだけではなく、使用イメージが伝わるよう、実際に働いている姿を見せることにもこだわりました。取り扱い商品は時期によって変化するので、あまり壁や固定のインテリアで世界観を作り込まず、可変性のあるレイアウトで、広くスペースを取るように設計しています。

壁際には簡単な打ち合わせができるファミレス席やオンライン会議に対応できるフォンブースも設置。「周りを気にせず話ができるスペースがほしい」「会議室を商談に使いたい」という声が上がっていたことなどから、奥には雰囲気の異なる3つの会議室を用意しました。エントランス左手にあるのはライブオフィス。社員が簡単な打ち合わせなどができるフリースペースになっており、側面はガラスになっているため、中の様子がよく見える設計です。


――無機質なオフィスから脱却、「見て触れて」商談を生む空間へ。
池田氏:新しいオフィスになってから、エントランスから会議室まで、家具や素材、空間づくりなどお話する材料がたくさんあり、営業としてはとても助かっています。お客様がオフィス家具販売会社のオフィスに望む期待にも応えられているのではないかと感じます。
鈴木(裕)氏:また、オンライン会議や集中して作業ができる1人用スペースの需要が高まる中、アスプルンドでも自社製品のフォンブース「cocoon booth(コクーンブース)」を設置しました。フォンブースといえば狭い個室で硬いイメージがある中、コクーンブースはベージュやグレーなど、柔らかなカラーを含めた5色展開です。新しいオフィスの雰囲気や社員のニーズにもマッチし、多くの社員が実際に利用しています。

「これまでの社員の声を反映したオフィスを作ることができたのも、移転というきっかけがあったから。移転のタイミングで新しい物を取り入れて、現代の働き方に対応したオフィスにできた。」
池田氏:コロナ禍を経てリモートワークになり、オフィス縮小や移転が進む中、「働きやすいオフィス」が再定義されていきました。オフィス家具といえばスチールでモノクロという無機質なイメージが強い中、「人がオフィスに来たい」と思えるカラー、内装、デザイン、素材感をオフィスに導入していこうというのが「Work Plus by ASPLUND」の基本的な考え方です。

「アスプルンドの強みである素材感やデザイン性の部分をオフィスに導入してみようというところから「Work Plus by ASPLUND」が始まりました。」
鈴木(貴)氏:移転のタイミングで今まで増え続けていたサンプルや資料などを整理できたこともよかったですね。移転して社員の意識も変わり、良いリセットのきっかけになったと思います
都会にいながら四季を感じるオフィス
――春は桜、秋は紅葉を楽しみながら豊かな気持ちで出勤できる。
鈴木(貴)氏:移転の話が出たのは2023年頃のこと。恵比寿に関連オフィスがあること、家具の展示会を東京ビッグサイトで開催することなどから、山手線沿線の恵比寿~田町間で物件を探そうという話になりました。
何件か内見に回る中で、ビルの重厚感、柱の位置や入口の広さ、エレベーターの台数、間取りがワンフロアでおさまることなどから大崎MTビルへの移転を決めました。もともと森トラストさんのビルに入居していたこともあり、安定性やクオリティの面での安心感や、営業担当の方のお人柄も森トラスト物件内での移転の後押しになったと思います。移転してきたのがちょうど3月末で桜が満開の時期。息子の入学式の思い出とも重なって、「会社がまた新しく走り出すんだな」と感じ、気分が高揚したことを覚えています。大都会の中心にいながら、春には桜、秋には紅葉が楽しめるところも気に入っています。
大崎駅直結の複合施設「ゲートシティ大崎」からのアクセスもよく、ゲートシティを抜けると小さな公園があり、ちょっとした散歩コースにもなっています。森のような公園を抜けると空が広がり、明るい日差しに今日も1日がんばろうと思えるんですよ。オフィス内も窓が広く採光がいいため、1日気分良く過ごすことができています。


「最初に来た時に、新幹線が通っている風景が新鮮で解放感があり、そこも惹かれたポイントの1つでした」
――使えるものは長く。サステナブルにもこだわった。
鈴木(裕)氏:入って正面に社名が入ったサインパネルがありますが、この中に組み込まれている木製の棚の部分は前のオフィスで使用していたものです。ただしこれまでは、木製部分にスチールの脚がついた、いわゆるパーテーションのような無機質なものでしたが、より家具らしい雰囲気にするために白い壁を新たに造作してその中に組み込むことで、「新旧」の対比、企業理念である「Timeless Value(時を超えた普遍的価値)」を表現しました。
池田氏:会議室に使用しているテーブルの天板には、デニムの廃材を使用した「STELAPOP(ステラポップ)」というサステナブル素材を使用しています。家具業界ではサステナブル素材の使用が広がりつつあり、アスプルンドではこのSTELAPOPを独占輸入し、テーブルだけでなく、サインパネルやアートボード等様々な商品に展開をしています。同様に、革製品の廃材を再活用した「アップボーンレザー」の天板や、農業廃材を再活用した「ネイチャーズキャスト」という素材を使用したプランターカバーなどもオフィスに設置し、「素材のショールーム」としての機能も果たしています。

使われて進化するオフィス
――多くの気づきを得て変化し、商品を進化させる。
池田氏:新しいオフィスが完成し、実際にお客様や設計事務所の方々、社員が直接商品に触れる場所を作ろうというコンセプトが実現できたことはとても大きかったですね。
中村千春氏(以下、中村氏):まだ入社して1年も経っていませんが、ここで商品の勉強ができることはとてもよかったと思っています。私たちは営業担当と違って商品に触れる機会が少ないため、オフィスで体感できることで理解度も上がっていると感じます。

インタビューを通して、カタログやサンプルをたくさんご用意いただき、様々なところでサポートいただいた中村さん。
鈴木(裕)氏:エントランス部分にあるパーテーションは、運用していく中で追加したものです。実験的に社内に自社製品を取り入れることで、「人が近くを通ると目が合って気になる」といった具体的なフィードバックを受ける機会もたくさんあります。「ここに足りない機能はこれかもしれない」「こういうアイテムもあったほうがいいのでは」とユーザー目線でのさまざまな気づきが集まるため、使用される中で進化し、商品に反映していける点にも新オフィスの大きな効果を感じています。
――家具の販売だけでなく、空間ごと作る仕事へ。
鈴木(裕)氏:家具の卸売りという立場でありながら、空間から模索して設計し、空間の中に取り入れる家具やインテリアまで一気通貫でやっていきたい。3つの会議室でそれぞれ雰囲気を分けているのも、中に入れる家具を変えるだけでこれほど違うものに感じるんだということを伝えたいためです。
実際に作られた空間を見て感じてもらうことで、空間提案から依頼を受けられるような体制にしていきたい。設計から家具まで、すべての空間づくりを担えるようになることがいまの大きな目標ですね。

鈴木(貴)氏:それぞれのチームでうまく協業しながら実現していきたいですね。
中村氏:PRチームとしても社内イベントであったり、広報活動の場など、新オフィスもひとつのアピール材料として今後活用していけたらと思っています。
池田氏:おかげさまで「Work Plus by ASPLUND」への関心も高まり、反響も大きくなっています。
以前はオフィスの写真を掲載することができず、社内の雰囲気をお伝えすることがなかなかできずにいました。
オフィスの雰囲気を感じてもらうことで、一緒に働きたいと思ってくれる方も増えるのではないかと思っています。
一緒にこの世界観を広げていきたいと思う人に出会いたい。新オフィスを機に新たなメンバーとの出会いも広げ、部署、そして会社組織をどんどん大きくしていけたらと思います。

アスプルンドのいいところは、カタログの商品を持ちながら、内装までできるところ。家具も内装もどちらも各チームが連携して協業しながら事業を拡大してきたい。
オフィスのお気に入りポイントは?
池田氏:やはりショールーム機能を持てたことですね。以前のオフィスでは、お客様だけでなく社員からも「この商品のこの部分はどうなっているの?」といった質問が絶えず、うれしい反面すべてに細々対応するのが難しい状況でした。しかし今となっては社員が実物に触ったり構造を見たりすることができるので、商品知識を深める場所にもなっていて、非常にうれしく思っています。
鈴木(裕)氏:オフィスの内装や家具にはスチールを使うことが多く、この会議室のドアもスチールですが、ハンドルの部分のみ木製素材を取り入れました。アスプルンドらしい素材感の表現と、ハンドルを持った時に冷たさを感じさせないといった配慮の、両方の意味を込めています。

鈴木(貴)氏:会議室の扉は中が見えるようにガラス戸になっていますが、ちょうど顔の目線が来る位置には薄いスクリーントーンがグラデーションで入っているんです。社員の顔は見えないけれど、話している雰囲気は伝わる。このグラデーションの雰囲気が気に入っていますね。
中村氏:3つの会議室はそれぞれ雰囲気が異なるので、ミーティングの内容や気分に合わせて使い分けられるところが気に入っています。大会議室は形や色の異なるさまざまな椅子が置いてあるので、どの椅子に座ろうかと考えるのも楽しいんですよ。


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EPILOGUE エピローグ
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今回の『Trust Office Stories』は、アスプルンド様のオフィスをご紹介しました。サステナブル素材をふんだんに使いながら、オフィス家具のショールームとしての機能も果たす新オフィス。アスプルンド様のオフィス家具は森トラストの内装工事でもご注文させていただいています!
今後も『Trust Office Stories』では森トラストの物件にご入居いただいている企業様のオフィスづくりをご紹介していきます。
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