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ニュースリリース

森トラストグループ 春季震災訓練実施のご報告 港区虎ノ門・千代田区丸の内で帰宅困難者の受け入れ体制のシミュレーションを実施

  • サステナビリティ
  • その他

 森トラスト株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:伊達 美和子)は、2024年3月5日に2023年度春季震災訓練を実施しましたのでお知らせいたします。今回は、昨年秋に帰宅困難者受け入れ訓練を実施した東京メトロ日比谷線神谷町駅至近の東京ワールドゲートに加え、JR東京駅至近の丸の内トラストシティでも訓練を実施しました。3日間で延べ5,000人超を受け入れる体制を整えるべく、森トラスト本社勤務の従業員全体で2拠点同時の帰宅困難者受け入れ訓練を行いました。

東京ワールドゲートでの訓練の様子
丸の内トラストシティでの訓練の様子

定期的な訓練を通じて、帰宅困難者受け入れ数増加にも対応可能な体制へ

 新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後、東京都心部ではオフィス回帰の傾向がみられ、リアルな現場での災害対応力の強化が改めて重視されています。当社は今後、東京ワールドゲート赤坂の竣工を予定しており、当街区では新たに延べ3,600人の帰宅困難者の受け入れを見込んでいます。

 当社では、東日本大震災の際に、「仙台トラストシティ」において発生1週間で延べ3,600人の帰宅困難者を受け入れた経験や、昨年秋の訓練での知見を活かし、首都直下地震発生を想定した訓練を定期的に行うことで、有事への備えを続けています。

延べ5,000人超の帰宅困難者受け入れを想定したシミュレーション訓練を実施

 森トラストは、仙台での帰宅困難者受け入れを通じて、当社従業員の防災意識・対応力の向上が重要であることを強く認識しました。今回の訓練では、当社従業員それぞれが所定の役割を担い、「東京ワールドゲート」「丸の内トラストシティ」の2拠点、延べ5,000人超の帰宅困難者受け入れを想定した、受付対応から受け入れスペースへの誘導、備品・配給品の支給など一連の対応フローの習熟を図りました。受け入れスペースについては、当社グループが運営するカフェやラウンジ、オフィスエントランス、貸会議室等を活用し、女性専用スペースの設置や、障がいのある方、傷病者への対応が可能な受け入れ施設への変更シミュレーションを行いました。

 また、国際ビジネス拠点機能の維持、インバウンドの増加に対応した防災体制の確立にむけて、日本語が得意でない来街者への対応を想定した翻訳アプリを介したコミュニケーションや、森トラスト・ホテルズ&リゾーツの複数言語が対応可能なスタッフによる個別対応シミュレーションも実施しました。

平時のCoCo Loungeの仕様
災害時のCoCo Loungeの仕様
支援物資例

 当社は今後も、災害時の事業継続性・地域防災強化に向けた検証を続け、当社施設がエリアの防災拠点としての役割を果たすことで、安心・安全な都市形成に貢献し、持続可能で先進的な都市づくりを目指してまいります。

その他に実施した訓練の概要

【防災設備設営訓練】

 帰宅困難者受け入れ時の重要設備となる「非常災害用井戸」「マンホールトイレ」「携帯電話充電スポット」について早期の設置、運用開始にむけた訓練を実施しました。

① 非常災害用井戸設置訓練

上水道が途絶した場合において、帰宅困難者の飲用水を確保するため、非常災害用井戸の使用に伴う設備機器の設置・運転を実施。

② マンホールトイレ設置訓練

通常のトイレが使用できない場合を想定し、帰宅困難者が利用するマンホールトイレの設置を実施。

③ 携帯電話充電スポット設置訓練

非常用発電機からの給電が可能なコンセントを用意した充電スポットの設置・試用を実施。

非常災害用井戸の設置
マンホールトイレの設置
携帯電話充電スポットの設置

■森トラストグループが考える災害に強いまちづくり

【グリッド型BCP】

 当社グループは東京・仙台・大阪を中心に全国49棟のオフィスビル・複合施設を運営しております。(2023年3月時点)各エリアの基幹ビルを核としたグループ(=グリッド)に分けて群管理を行い、グリッド内での役割分担を明確にするとともに、情報の明確化・一元化を図ることで、有事の際の対応スピードの向上や代替対応への柔軟性確保が可能な運営管理体制を構築しています。

■森トラストグループ自衛消防隊の活動

 令和5年度芝消防署、品川消防署主催の自衛消防訓練審査会において、神谷町トラストタワー自衛消防隊、御殿山トラストシティ自衛消防隊が優勝しました。森トラストグループでは、管理運営施設で火災等が発生した場合の被害を最小限に抑えるために、日々訓練を重ねており、安心・安全なまちづくりの実現に取り組んでいます。

自衛消防訓練審査会時の様子

■2011年 東日本大震災における仙台トラストシティでの帰宅困難者受け入れ対応

 東日本大震災の際、仙台トラストシティにおいて、被災直後速やかに非常用発電機を発動し、電源供給を開始しました。照明の点灯や非常用エレベーターの運行、トイレも使用可能とするなど、基本的な建物機能を維持するとともに、携帯電話の充電スペースとして建物外構部分において電源の提供を行いました。また、森トラストグループの各拠点における広域連携により、被災地情報や被災者ニーズを共有し、仙台トラストシティにおいては延べ約3,600人の帰宅困難者を、グループ全体では延べ約11,000人の帰宅困難者・被災者を受け入れました。

東日本大震災当時の仙台トラストシティ
携帯電話充電用の電源供給の様子

■森トラストグループのサステナビリティ推進ビジョン 概要

 当社グループは、「まちづくりから みらいづくりへ」をスローガンにサステナビリティ推進ビジョンを策定しています。サステナビリティ推進に向けた7つの重点テーマを定め、経済・環境・社会が共生した「わくわくするような未来の創造」の実現を目指します。

<本件に関するお問い合わせ先>

森トラスト株式会社 広報部 担当:川勝

TEL:03-6435-8433 MAIL:koho@mori-trust.co.jp

(記載内容は予告なく変更となる場合があります。最新情報は上記お問い合わせ先までご連絡ください。)